判断基準は「幅0.3mm」
外壁のひび割れは、幅0.3mm未満なら「ヘアクラック」と呼ばれる表層のひび割れで、主に塗膜の乾燥や温度変化が原因です。直ちに危険というものではありませんが、放置すると水が入り込んで広がります。幅0.3mmを超えるひび割れは「構造クラック」の可能性があり、外壁の内部まで達していることがあります。名刺の厚さ(約0.3mm)がひびに入るかどうかが、現場でよく使われる目安です。
構造クラックを放置するとどうなるか
幅0.3mm超のひび割れを放置すると、雨水の侵入→内部の下地材・断熱材の腐食→建物の耐久性低下、という順で被害が進みます。外壁の張り替えまで進行すると費用は塗装の数倍になるため、「ひびが目立ってきた」段階での点検・補修が結果的に一番安上がりです。
補修方法と費用の目安
幅0.3mm未満のヘアクラックは、塗り替え時の下地処理(微弾性フィラー等)で同時に補修できるのが一般的です。幅0.2〜0.3mm程度はシーリング工法、0.3mm以上は樹脂注入工法など、幅によって適した工法が変わります。部分補修だけなら数万円〜のケースもありますが、ひび割れが複数箇所にあるなら、足場を組む機会に外壁塗装と同時に行うほうが総額で有利です。
業者に見てもらう前にできること
①ひびの場所と長さをスマホで撮影(日付が残る)②幅の目安を名刺やスケールで確認 ③窓の四隅・基礎近く・シーリング沿いなど発生箇所をメモ。この3点があるだけで、見積もりの精度と比較のしやすさが大きく変わります。訪問営業に「今すぐ工事しないと危険」と言われた場合も、この記録を持って複数業者に相談すれば冷静に判断できます。